2008年度 SAJ公認パトロール検定理論試験問題
問1 2008年度教育本部安全対策部研修テーマIの「安全へのシュプール」の理解と活用について( )内に適当な語句を記入しなさい。10点【1点×10】「2008教育本部オフィシヤルブック」P22
スキーをはじめ、各種雪上の用具によるスポーツを楽しむ人々の、ニーズの変化や(マテリアル)の変化に伴う、新しい用具の出現により、スノーフィールドの(環境)は、大きく変化しています。従来のスキーに加えて(カービング)(ファン)(ショートファン)(フリースタイル)(テレマーク)(ラングラウフ)と、さまざまなスキーのほか、(スノーボード)(スノースクート)など、たくさんの用具で滑走しています。
問2 身体の機能と構造について正しいものに○、誤りには×を( )内に記入しなさい。10点【2点×5】
- (×)長骨の中央部を「骨幹」と呼び、骨の外層部は硬固な「緻密質」からなり、中心部は「髄腔」と呼んで「血液(骨髄)」で満たされている。教69L
- (×)関節の外(内)側は関節包という膜で包まれ、周囲にはこれを補強する結合組織の靭帯がある。教70L
- (○)下腿前面には下腿伸筋群があり、足関節を背屈している。教72R
- (×)人体を循環している血液の量は、体重の1/8(1/13または8%)といわれ、この1/3を短時間で失うと失血死してしまう。教75L
- (○)骨膜や骨には血管や神経が多<、骨に加わる圧力を感じて身体のバランスや運動を円滑にしている。教69L
問3 雪崩は、日本雪氷学会による分類では発生形態に着目し、大きくは3つに分けられています。下記の( )内へ記入しなさい。10点【2点×5】 教111表1
(1)(表層雪崩)┳(4)(面発生表層雪崩)
┗(5)(点発生表層雪崩)
(2)(全層雪崩)
(3)(氷雪崩)
問4 ロープワークの特徴である結ぶ方法・名称について、正しいものに○、誤りには×を( )内に記入しなさい。5点【1点×5】
- (○)ちょう結びは左右を引きとめた、ロープの中間に輪を作る代表的なもので、輪が縮まないのが特徴である。教64R
- (×)材質の違うロープや太さの違うロープを繋ぎ合わせるのに一重(二重)つなぎが適している。教62L
- (○)杭など、ロープの輪を上から通すことができるまき結びはスピーディーに結ぶことができる。教63L
- (×)解きにくい(やすい)が引っ張っても輪が変化しない利点があるもやい結びは固定されたフックなどの支点として使用される。教63R
- (○)腰掛結びは、二つの輪は同じ大きさで変化せず、輪を真下方向に引くほど強度を増す。教64L
問5 次の文は、雪面の表皮を、できる原因と形状別に分けたものである。( )に適当な語句を記入しなさい。10点【2点×5】
教105R
- 主として季節風の風圧によって硬化したもの:(ウィンド・クラスト)
- 太陽の幅射熱の作用で雪面が湿潤になり、その後、寒気のため再結晶したもの:(サン・クラスト)
- 降雨により表面が一部融け、その後、寒気のため再結晶したもの:(レイン・クラスト)
- サンクラストの一種で、雪面がフィルム状の薄い膜状になっていてスキーやスノーボードで滑ると快い音を立てて膜が破れるもの:(フィルム・クラスト)
-
サンクラストの一種で、雪面は硬いが破れやすいもの。俗に「モナカ雪」ともいい、スキーやスノーボードの操作は難しい:(ブレーカブル・クラスト)
問6 FISのルール、スキーヤーの行動規範について10項目の中より5項目以上記しなさい。
10点【2点×5】 教123R-124
- 規則1:他者の尊重
- 規則2:スピードとスキーのコントロール
- 規則3:滑走ルートの選択
- 規則4:追い越し
- 規則5:合流と滑走再開
- 規則6:ピステでの停止
- 規則7:徒歩での登り降り
- 規則8:標識やマーキングの順守
- 規則9:援助
- 規則10:身元の確認
問7 次の文は搬送スキー技術についてである。( )内にあてはまる語句を記入しなさい。10点【2点×5】
- プルークポジションでのスキー操作は、両スキーの角度を(調節)することにより、制動しやすく、たやすく(回転)することができる。教44L
- 片開きプルークとは、プルークポジションから(直線上)における左右いずれかのスキーの(迎え角)を大きくして(スピードコントロール)する技術である。教45L
問8 次の文は、バックカントリーについてである。( )にあてはまる語句を記入しなさい。10点【1点×10】
- 二つ玉低気圧とは、日本海側と(太平洋側)の両方に低気圧があって、全国的に大荒れの天候になる。その後、日本の東海上で融合し、強力な(冬型)の気圧配置となる。二つの低気圧の中間部に1〜2時間の擬似(晴天)が現れることがある。教107R
- 地図上の北と磁石の指す北とは差があり、その差を(偏差)という。教107L
- 稜線の風下側に張り出す(雪)のひさしを(雪庇)という。教110L
-
2万5千分の1の地図では、標高10mごとに主曲線が引かれているがその間隔が1mmなら実際には25mで(10m)の高さになる。したがって傾斜は約(22°)である。教106R
- 複数の人工衛星からの(電波)を利用したナビゲーションシステムを(GPS)という。教108R
問9 次の文の( )にもっとも当てはまる語句を下のA〜Jの中から選びなさい。 5点【1点×5】
- スキー用具のS-B-Bシステムとは、スキー板とバインディングの固定、( F )とバインディングの固定、バインディングの適正( I )などの基準を示すシステムである。教31R
- スキー事故の主な原因は「スピードの出し過ぎ」「不適切な( C )選択」による、スキーヤー自身のコントロールの喪失である。教37R
-
パトロール活動における巡視では、スキー場に設置されている標識、ネット、マットやロープは( D )上の適当な高さに設置されているかを確認することが大切である。教39L
-
パトロールにとって事故の現場はわかりにくい場合がある。第一発見者であるスキーヤーは上方にスキー板を( J )して救幼者を待つ習慣にする。教41R
A 設置位置 B 固定力 C コース D 積雪面 E 言葉
F ブーツ G 合流地点 H 態度 I 解放値 J クロス
問10 索道は、停電や機械の故障気象条件などにより、やむを得ず停止することがあります。復旧に長時間を要する場合や、復旧の見込みが立たない場合、救助装置を使用して速やかに旅客を地上面に、安全にかつ迅速に救助することになります。スキーパトロールの行動・対応について大切なことを記しなさい。10点【2点×5】
教98R
- 救助作業開始に伴う行動:「救護班の編成」「場内放送の開始」
- 旅客に対しての対応:(不安感の解消)(停止の説明)(救助方法の説明)(保温の準備)
問11 雪上救急法について、次の問に答えなさい。 10点【1点×10】
- 救急法を実施するとき、最初に行うべきことは何か。教78R
●直ちに処置すべきかの確認
- 骨折のときに起きることがある、全身の症状とはどのような症状か。教80R
●疼痛、ショック症状
- スノーボードの逆エッジ転倒で見られる特徴的な生命にかかわる危険な外傷とは何か。教93L
●急性硬膜下血腫
- 救急救命措置(ABC措置)のCとは日本語で何を意味するか。教83L
●心臓マッサージ
-
衝突や転落による受傷などで頭の後方や背中や腰の後方を強<痛がる場合は、どのような損傷を疑うべきか。教87R
●脊椎骨折
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膝に「なにかはさまったり、引っかかったりする感じ」を訴える場合は、どのような損傷を疑うべきか。教90L
●半月損傷
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スキースノーボードの足関節捻挫で、外くるぶし周辺とうちくるぶし周辺とではどちらが多いか。教91L
●外くるぶし周辺
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寒冷に暴露されたり、身体を濡れたままにしておくことにより、体温が奪われ、正常な代謝機能が失われてしまう死亡率の高い疾患を何と言うか。教92L
●低体温症(ハイポサーミア)
- 直ちに処置が必要な場合とは、心停止・意識障害の他に何があげられるか。教78L
●呼吸停止 大出血
- 高山病の症状の処置についてのべよ。教92L
●早<下山させる 酸素吸入
- 問題末尾に、(教)とあるのは、日本スキー教程「安全へのシュプール」第2刷を示す。
- 赤字は「正解」を、緑字は事務局が加えた「注釈」や明らかな「校正ミス」「出題箇所」を示す。
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