2009年度 SAJ公認パトロール検定理論試験問題

1 スノースポーツの安全原則について(  )内に適当な語句を記入しなさい。10点(1点×10

スノースポーツは、冬の自然環境の中で行なわれるスポーツですから、(基本的)に(天候)や雪の(状態)、(地形)、(他人の動向)など、常に変化する状況を適切に(判断)しながら、いかに安全に行動するかということが大切なのです。スキーの面白さのひとつに、(スピード)と(スリル)が挙げられます。無謀な(チャレンジ)ではなく、そのために知識や技能を身につけ経験を積み、限りなく安全を(追求)したチャレンジでなければなりません。(安9L

2 身体の機能と構造について正しいものに○、誤りには×を(  )に記入しなさい。10点(2点×5)

(1)  ×)長骨の中央部を「骨幹」と呼び、骨の外層部は硬固な「緻密質」からなり、中心部は「髄腔」と呼んで「血液(骨髄)」で満たされている。(安69L

(2)  )下腿前面には下腿伸筋群があり、足関節を背屈している。(安72R

(3)  ×)関節の内側(外側)は関節包という膜で包まれ、周囲にはこれを補強する結合組織の靭帯がある。(安70L

(4)  )骨膜や骨には血管や神経が多く、骨に加わる圧力を感じることで身体のバランスや運動を円滑にしている。(安69L

(5)  ×)人体を循環している血液の量は、体重の1/81/13)といわれ、この1/3を短時間で失うと失血死してしまう。(安75L

3 公認スキーパトロール検定実技種目を記入しなさい。10点(1点×10(受17

■基本技術

○プルークボーゲン

○シュテムターン

○パラレルターン

○片開きプルーク

○フリー滑走

■搬送技術

○浅まわり操作

○深まわり操作

○真下切り換え操作

4 ロープワークの特徴である結ぶ方法・名称について、正しいものに○、誤りには×を(  )内に記入しなさい。5点(1点×5)

(1)  )「ちょう結び」は左右を引き止めた、ロープの中間に輪を作る代表的なもので、輪が縮まないのが特徴である。(安64R

(2)  )「腰掛け結び」は、二つの輪は同じ大きさで変化せず、輪の真下方向に引くほど強度を増す。(安64L

(3)  ×)材質の違うロープや太さの違うロープを繋ぎ合わせるのに「一重(二重)つなぎ」が適している。(安62L

(4)  ×)解きにくい(やすい)が引っ張っても輪が変化しない利点がある「もやい結び」は固定されたフックなどの支点として使用される。(安63R

(5)  )杭など、ロープの輪を上から通すことができる「まき結び」はスピーディーに結ぶことができる。(安63L

5 スキーパトロールに欠くことのできない技術のひとつにロープワークがあるが、結びの基本について述べよ。(10点)

結び方には、それぞれ適した用途があり、数ある結びから、目的に合ったものを選択しロープの素材や強度、長さに合わせて適当なものを選択する必要があります。結び方を選択する際のポイントは、結びやすいこと、使用中に解けないこと、使用後に解きやすいことなどの条件を満たすことが基本とされる。(安59

6 次の文は搬送スキー技術についてである。(  )内にあてはまる語句を記入しなさい。10点(2点×5)

(1)  プルークポジションでのスキー操作は、両スキーの角度を(調節)することにより、制動しやすく、たやすく(回転)することができる。(安44L

(2)  片開きプルークとは、プルークポジションから(直線上)における、左右いずれかのスキーの(迎え角)を大きくして(スピードコントロール)する技術である。(安45L

7 次の文の(  )にもっとも当てはまる語句を下から選び記入しなさい。5点(1点×5)

(1)  スキー用具のS-B-Bシステムとは、スキー板とバインディングの固定、(ブーツ)とバインディングの固定、バインディングの適正(解放値)など基準を示すシステムである。(31R

(2)  パトロールにとって事故の現場は分かりにくい場合がある、第一発見者であるスキーヤーは上方にスキー板を(クロス)して救助者を待つ習慣にする。(安41R

(3)  スキー事故の主な原因は「スピードの出し過ぎ」「不適切な(コース)選択」によるスキーヤー自身のコントロールの喪失である。(安37R

(4)  パトロール活動における巡視では、スキー場に設置されている標識、ネット、マットやロープは(積雪面)上の適当な高さに設置されているか確認することが大切である。(安39L

クロス    言 葉    解放値     積雪面    コース

ブーツ    態 度    合流地点   設置位置   固定力

8 バックカントリーについて、(  )内にあてはまる語句を記入しなさい。10点(1点×10

(1)  複数の人工衛星からの(電波)を利用したナビゲーションシステムを(GPS)という。(安108R

(2)  地図上の北と磁石の指す北とは差があり、その差を(偏差)という。(安107L

(3)  1/25,000の地図では、標高10mごとに主曲線が引かれているが、その間隔が1oなら、実際には25mで(10m)の高さになる。したがって傾斜は約(22)である。(安106R

(4)  稜線の風下側に張り出す()の庇を(雪庇)という。(安110L

(5)  二つ玉低気圧とは、日本海側と(太平洋側)の両方に低気圧があって、全国的に大荒れの天気になる。その後、日本の東海上で融合し、強力な(冬型)の気圧配置となる。二つの低気圧の中間部に1〜2時間の擬似(晴天)が現れることがある。(安110R図)

9 FISのルール、スキーヤーの行動規範について、10項目の中より5項目以上記しなさい。10点(1点×10(安123-124

規則1 他者の尊重

規則2 スピードとスキーのコントロール

規則3 滑走ルートの選択

規則4 追い越し

規則5 合流と滑走再開

規則6 ピステでの停止

規則7 徒歩での登り降り

規則8 シグナル(標識)やマーキングの順守

規則9 援助

規則10 身元の確認

10 雪上救急法について、次の問に答えなさい。10点(1点×10

(1)        救急法を実施するとき、最初におこなうべきことは何か。(安78R
解答:直ちに処置すべき状態かを確認する

(2)        骨折のときに起きることがある、全身の症状とはどのような症状か。(安80R
解答:ショック症状

(3)        スノーボードの逆エッジ転倒で見られる特徴的な生命にかかわる危険な外傷とは何か。(安93R
解答:急性硬膜下血腫

(4)        救急救命措置(ABC措置)のCとは日本語で何を意味するか。(安83L
解答:心臓マッサージ

(5)        衝突や転倒による外傷などで頸の後方や背中や腰の後方を強く痛がる場合はどのような損傷を疑うべきか。(安87R
解答:脊椎骨折

(6)        膝に「何かがはさまったり、引っかかったりする感じ」を訴える場合は、どのような損傷を疑うべきか。(安90L
解答:半月損傷

(7)        スキースノーボード足関節捻挫で、外果(外くるぶし)周辺と内果(うちくるぶし)周辺とではどちらが多いか。(安91L
解答:外果(外くるぶし)周辺

(8)        寒冷に暴露されたり、身体を濡れたままにしておくことにより、体温が奪われ正常な代謝機能が失われてしまう死亡率の高い疾患をなんと言うか。(安92L
解答:低体温症(ハイポサーミア)

(9)        直ちに処置が必要な場合とは、心停止・意識障害の他に何があげられるか。(安78R
解答:呼吸停止・大出血

(10)   高山病の症状の処置についてのべよ。(安92L
解答:早く下山させる・酸素吸入

11 (財)全日本スキー連盟教育本部が認定する資格検定の公認スキーパトロールの役割と(受5)2011年にFIPS(国際スキーパトロール連盟)会議が日本で開催予定であるが開催予定ブロックを記入しなさい20072008教育本部報告書P2810点(2点×5

1) 公認スキーパトロールの役割

●スキー場の安全管理

●スキー場のパトロール活動

●スキー傷害防止活動

●スキー事故の対応と事故者の援助活動

2) 開催予定ブロック

●北海道ブロック

  赤字は正解あるいは解答を示す。

  緑字は出典箇所,あるいは事務局が加えた補足説明を示す。

  出典 「安」:「安全へのシュプール」,「受」:「スキー検定受験者のために2009年度」,「オ」:「教育本部オフィシャルブック2009年度」を指す。